2024年 11月 09日
歯ブラシ大喜利「あ、こりゃダメだ」・・・何がダメ?
札幌市北区の歯医者さん「北32条歯科クリニック」のブログにご訪問いただき有難うございます
当院は月曜から金曜の毎日”訪問診療”をしております
8020運動のおかげでw80歳以上の年齢でも20本以上の自歯を残している「8020達成者」続出を実感しております
自歯と言ってもすべてが健全な歯ばかりではなく、銀歯・差し歯・ブリッジなどの過去に治療を終えた歯がほとんどで
残根状態にあったり、動揺している歯を何とか”使えるところまで使いたい”と本人の強い希望で残している歯も含めてです
「そこに歯がある限り!」私たちは二次的なむし歯にならぬよう、歯周病が重症化しないよう専門的口腔ケアにプロ魂込めていますっ!
こんにちは
北32条歯科クリニックの歯科衛生士・工藤です
本日の写真はコチラ↑
訪問診療で伺う患者さん(利用者さん)の歯ブラシです
見た瞬間「あ、こりゃダメだ・・」と思いました
そこで質問です
皆さんは何がダメだと思いますか?
ここからは、私の考察です
ブラッシング指導の際「歯ブラシの毛先が開いたら交換してください」と歯ブラシの交換時期をご案内していますが
この写真は
歯ブラシの毛が開いているどころか、抜けてしまっています
歯ブラシの毛って、時々1本くらい抜けてくることは経験ありますが
力強く磨いても簡単に抜けないようにしっかり植毛する工夫がされています
毛先が抜けているのは、口腔ケアの時、歯ブラシを噛んでしまう→介護者が無理やり口の外に出そうとする→その時折り曲がるような力が加わって植毛部ごと抜けてしまう。です・・・
患者さん(利用者さん)は
強く抵抗しているんだなぁ
口腔ケアが痛くて嫌なのかなぁ
歯はしっかりあるんだろうなぁ
咬合力(噛む力)もしっかりされてるなぁ
指示が入らないのかなぁ
と、患者さんの状態を想像します
介護者さんも、毎回コレじゃあ口腔ケア”億劫”になっちゃうよなぁ
・開口器の使い方紹介してみようかなー
・一生懸命磨いてくれているけど、「歯の表面」や食べカスだけ除去してもらおうかなー
・歯科衛生士ならどーやって磨くのか、一度見てもらおうかなー
・上手く磨けない「歯の裏側」や「歯と歯の間」は歯科衛生士に任せてもらっていいよーって言おうかなー
・指とか噛まれてないですかー
・ずいぶん格闘のあとが見えますが、いつも熱心にありがとうございます
と、お伝えしたいです^^
その人その人の「口腔ケアグッズ」を見るだけで
日常の口腔ケアどーやって磨いているのかわかってきます
認知機能が低下したり、うがいが出来なくなったり、自分の唾液の処理がうまくできずゼロゼロしているような状態の方への口腔ケア
難しいなと思ったら、ぜひ専門職(歯科)につないでください
一緒に、”口腔ケア”にまつわる課題を解決しましょ♪
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北32条 歯科クリニック
001-0032
札幌市北区北32条西3丁目3-12
南麻生ビル2階
電話(011)756-0995
FAX(011)788-9675
メール kita32shika@gmail.com
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by kita-32
| 2024-11-09 20:02
| 日記
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