2017年 02月 27日
高齢者の水分補給の大切さ
こんにちは
北32条歯科クリニックの予防大好き歯科衛生士工藤です♥
先日、訪問診療で伺った脳幹出血後遺症の患者さん
何よりも”食べること”が楽しみで、ずっと口から食べたいとの願いから
3ヵ月ごとの定期的なメンテナンスをご希望されています。
3ヵ月前に伺った状態より、明らかに前歯にむし歯のような、歯が溶け出した状態になっていました。
ご家族に何か、生活習慣(特に飲み物・食べ物)に変化はありませんでしたか?と確認しましたが
何も変わっていないと思うとのこと・・・
では、普段の食生活の内容を確認してみたところ
水分補給に某スポーツドリンクにトロミ剤を入れて飲んでいるとのこと。
私「えーーっ、毎日ですか?」
家族「でも、前からですよ」
家族「あ、そーいえば前まではストローで飲んでいたけど、ここ最近から吸い込む力が低下していて
自分でスプーンですくって、ちょこちょこ飲んでいます」
私「あーそれだ。」
自食(自分で食べたり、飲んだりできること)で、一日中スプーンで飲んでいるとのこと
orz💦
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私たちも乾いたカラダを潤すために、水分補給は生きていくために必須です。
熱が出た時や
真夏の暑い日の熱中症予防に
「飲む点滴」のように、汗で水分が失われている状態を早く回復してくれる目的があります。
スポーツの後の疲労回復にも効果がありますよねー。
水を飲むより、吸収されやすいし
高カロリーなので、食欲がないときもスムーズにカロリー摂取できるスグレものです。
私も飲みます!!
飲みたいとき、カラダが欲しているときがあります。
でも、デメリットもあります。
それは、高カロリーで糖分が多いという事。
多くの清涼飲料水(ジュース)と同じようにお砂糖がたっぷり入っています。
ナトリウム・カリウム・マグネシウムなどのミネラル
塩分の味を調えるため、おいしくするため、カロリー摂取のためけっこうな量の糖分が入っています。
暑い時に冷えたスポーツドリンクはめっちゃおいしいですよね♪
でも、脱水症状もなく
汗で水分が失われていないのであれば、がぶ飲みは危険ですっ⚠⚠⚠
歯の表面のエナメル質が、溶け出し→むし歯になってしまうこともあります。
過剰に飲んでも「健康」になるわけではありませーん。
残念賞。。。
むし歯にならないためには
ダラダラ飲まない、飲む頻度を少なくする、単純な水分補給であればお水やお茶でOK
高齢になると、腎機能の低下や筋肉の量が減ることで
若い人に比べ水分の量が少なくなっている傾向があります。
トイレに行く回数を気にして水分を控える人もいますが
喉が渇いたと感じるその前に
季節を問わず、こまめに水分補給を習慣にしてほしいですねー
スポーツドリンクとは上手に付き合いましょう♪♥
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by kita-32
| 2017-02-27 16:17
| 歯科訪問診療(往診)
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