2014年 04月 02日
胃の代わりに、噛める口をつくる
北32条歯科クリニックの歯科衛生士工藤デス♫
今は、ガンというご病気の手術後も定期検診をしながら
ご自宅で普通の生活に戻っていらっしゃる患者さんも多くいます。
ガンという病気、そして臓器の切除という事態を受け止め、
心身を日常生活に適応させていくサポートが私たち歯科の役割りでもあります。
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例えば”胃がん”術後の患者さんです。
胃の全部を摘出してしまう全摘と
胃の一部を切除している部分切除の方がいらっしゃいます。
胃の役割は
食物を攪拌(かくはん)し、
水やアルコールを吸収し、
ビタミンB12の吸収を助け、
強い胃酸で内容物を殺菌したり、食物の消化&吸収に重要な役割を果たしています。
胃の切除によって胃の働きが低下したり、
あるいは全摘によって胃の働きが全く機能しなくなってしまうために
しっかりお口の機能の回復したい。
胃に負担がかからないように、咀嚼したいと訴える患者さんもいらっしゃいます。
胃の役割を補助するため、消化吸収を助ける大事な消化器の一つです
お食事は十分に噛むようにしてもらいます。(噛めるお口をつくります)
歯を丈夫に保ち、メンテナンスに来ていただき
胃の代わりに口でしっかり攪拌(かくはん)するつもりで、
一口咀嚼量(噛む回数)を多めに心がけてもらいます。
少しずつゆっくりと食べてもらうことも大事ですねー。
十分噛むことは、下痢の予防にもなります。
治療終了後にテストフード(※当院はおせんべい)を食べてもらい
カムカム、もぐもぐ、ゴックンができるか確認!!!
口腔は大事な消化器の一部ですヽ(*´∀`)ノ
☆★ 北32条歯科クリニック ★☆
診療科目:歯科 小児歯科 訪問診療
住所:札幌市北区北32条西3丁目3-12
電話:011-756-0995
URL http://clinic.sapporocity.info/
by kita-32
| 2014-04-02 12:19
| 日記
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